米国を拠点とする投資銀行シティグループ(Citi)は、現物暗号資産ETF(上場投資信託)からの資本フローの継続的な流出と市場見通しの悪化を理由に、ビットコインとイーサリアムの12ヶ月価格予測を大幅に下方修正しました。同行は、投資家のリスク選好度の低下と米国における暗号資産規制をめぐる不確実性が市場への圧力を高めていると指摘しました。
ロイターによると、Citiはビットコインの12ヶ月目標価格を112,000ドルから82,000ドルに引き下げました。同様に、イーサリアムの予測も3,175ドルから2,240ドルに引き下げました。これにより、同行は以前の予測と比較して、両主要暗号資産に対してより慎重な見通しを採用しました。
Citiの分析によると、投資家のリスク資産への選好度の最近の低下、現物ETFからの純資本フローの継続的な流出、および米国における暗号資産セクターに関する規制変更の予想より遅い進展が、市場期待に悪影響を与える主な要因の一つとなっています。
同行はまた、今後12ヶ月間の現物ビットコインETFへの純資金流入期待も大幅に修正しました。以前に予測されていた100億ドルの純流入はゼロに引き下げられ、一方で年初来の現物ビットコインETFからの純出金は約33億ドルに達しています。
基本シナリオに加え、Citiはより悲観的な市場見通しも検討しました。同行の悲観的シナリオでは、ビットコインの目標価格は53,000ドル、イーサリアムは1,094ドルと予測されました。
アナリストらは、グローバルなマクロ経済の不確実性、金利政策、および機関投資家の需要が今後の暗号資産市場の方向性を決定する決定的な要因であり続けると考えており、ETFの資金フローは投資家信頼の最も重要な指標の一つであり続けるとしています。
*これは投資アドバイスではありません。
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