インテル(INTC)株は木曜日のプレマーケット取引で約6%急騰し、139ドル前後をつけた。前夜に半導体セクターへの一連の好材料が重なったことが背景にある。
Intel Corporation, INTC
きっかけはマイクロン・テクノロジー(MU)の決算だった。同社は第3四半期の過去最高業績を発表し、調整後EPSは25.11ドル、売上高は414.6億ドルとウォール街の予想を上回った。さらに第4四半期の調整後EPSは約31ドル、売上高は約500億ドルと、予想を大幅に上回るガイダンスを示した。
この決算は半導体株全般に火をつけた。インテル、AMD、その他銘柄がいずれも買われたが、インテルの動きが最も大きかった。
ゴールドマン・サックスのアナリスト、ジェームズ・シュナイダー氏も木曜朝にこの勢いに乗り、インテルのカバレッジをニュートラル評価・目標株価150ドルで開始した。強い買い推奨ではないものの、現水準での新たな機関投資家の注目は往々にして出来高を呼び込む。
バンク・オブ・アメリカは前夜にすでに下地を整えていた。BofAは買い推奨を再確認し、インテルの目標株価を135ドルから160ドルに引き上げた。2028年までのAI関連支出の視認性を反映した半導体モデルの更新が理由として挙げられた。
プレマーケットの話題にはもう一つの要素があった。ナンシー・ペロシ氏の配偶者が100万ドルから500万ドル相当のインテルのコールオプション200枚を購入したとの開示だ。ペロシ関連の取引は常に注目を集めるため、この申告はすぐさま個人投資家の関心を呼び、セッションにさらなる話題性をもたらした。
UBSもAMDとアームの目標株価を引き上げ、エージェンティックAIが牽引するCPU需要を理由に挙げた。同レポートはインテルのロードマップと供給面の課題を指摘しつつも、CPU需要のテーゼを広く支持する内容であり、インテルに固有のハードルがあるなかでもセクター全体を下支えする。
より広範な市場は追い風にならなかった。ナスダックは木曜日にわずかに下落し、S&P 500はほぼ横ばいだった。インテルの動きは独自の材料によるものだった。
テクニカル面では、インテルは強い位置にあるが、上値の壁に差し掛かっている。株価は20日移動平均線を16.8%上回り、50日移動平均線を30.9%、200日SMA(57.17ドル)を142.2%それぞれ上回っている。
主要なレジスタンスラインは52週高値の141.45ドルにある。このレベルをきれいに上抜ければ、さらなる上値余地が広がる可能性がある。一方、ここで跳ね返されれば、直近の上昇後の利益確定売りを招く可能性が高い。
MACD指標は建設的な状況にある。シグナルラインを上回り、ヒストグラムもプラス圏にあり、現時点では買い圧力が続いていることを示唆している。
インテルのコンセンサス評価はホールドで、アナリストの平均目標株価は86.41ドルだが、BofAとゴールドマンの直近の目標株価はその平均を大きく上回っている。
インテルは7月23日に四半期決算を発表する予定だ。ウォール街は1株当たり19セントの収益(前年同期は10セントの損失)、売上高は128.6億ドルから144.0億ドルへの増収を見込んでいる。
インテルはiShares半導体ETF(SOXX)に6.30%、iShares MSCI USA バリュー・ファクターETF(VLUE)に9.28%の比率で組み入れられている。
インテル株は木曜日のプレマーケット取引で5.58%高の139.00ドルで推移した。
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