ホワイトハウスが、近日開催されるアルティメット・ファイティング・チャンピオンシップ(UFC)はドナルド・トランプ大統領に関して「利益相反はない」と主張していたにもかかわらず、新たな展開がその主張を直接覆し、このイベントと「トランプ一家の経済的利益」との確固たる関連性が明らかになったと、ガーディアン紙が日曜日に報じた。
UFCが金曜日に明らかにしたところによると、イベントに参加するファイターたちは「トランプ一家のビジネスであるWorld Liberty Financialが発行する暗号資産の形式」で一部報酬を受け取る予定だ。一部のファイターは、トランプ氏と複数の家族が2024年に設立した金融会社World Liberty Financialが発行する「USD1ステーブルコイン」も受け取ることになる。

この事実はWorld Liberty Financialに利益をもたらす可能性があり、同社がトークンを販売した際にトランプ一家は「純収益の75%を受け取り、さらにステーブルコインの収益の一部も得る」と、ウォール・ストリート・ジャーナル紙が以前に報じていた。
ホワイトハウスのスポークスマン、デービス・イングルは、この件を報じたメディアを批判し、ガーディアン紙に対して「フェイクニュースが利益相反を捏造しようとし続けるのは無責任だ」と述べた。
ガーディアン紙が「クラロス・グループの暗号資産専門家」と紹介するトッド・フィリップス氏は、UFCファイターたちがトランプ関連の暗号資産で報酬を受け取ることは「広告」に相当すると同紙に語った。
「ファイターたちにUSD1ステーブルコインで支払うことは、小切手を渡すのと同じ経済的機能を持つが、USD1で支払うと世界に向けて発表することは、USD1が存在し、UFCおよびホワイトハウスと結びついていることを世界に【宣伝】しているように聞こえる」と、フィリップス氏はガーディアン紙に語った。
昨年12月時点で、World Liberty Financialは約14億ドル相当のデジタル資産を売却し、「ファーストファミリーに数十億ドルの新たな富」をもたらしたと、ジャーナル紙は以前に報じており、「大統領が在任中にこれほど広範なビジネス利益を持つのは前例がなく、その中には自身の政権が規制する分野も含まれている」と指摘した。

