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本比較では、米国および欧州経済領域(EEA)以外のアルトコイン・先物トレーダーにはMEXCをおすすめします。現物のメイカー手数料はKuCoinの0.10%に対して0%、先物のテイカー手数料は0.06%に対して0.040%で、16か月間で879銘柄の無期限先物を新規上場しています。 取引ボットで戦略を運用している方や、少なくとも書類上は暗号資産市場規制(MiCA)の認可を持つ取引所を選びたい方には、本比較では、米国および欧州経済領域(EEA)以外のアルトコイン・先物トレーダーにはMEXCをおすすめします。現物のメイカー手数料はKuCoinの0.10%に対して0%、先物のテイカー手数料は0.06%に対して0.040%で、16か月間で879銘柄の無期限先物を新規上場しています。 取引ボットで戦略を運用している方や、少なくとも書類上は暗号資産市場規制(MiCA)の認可を持つ取引所を選びたい方には、
学ぶ/Comparisons & Reviews/Exchange Comparisons/MEXC vs KuCoin比較2026:KuCoinの米国撤退後、アルトコイントレーダーはどこへ向かう?手数料と取扱銘柄を徹底比較

MEXC vs KuCoin比較2026:KuCoinの米国撤退後、アルトコイントレーダーはどこへ向かう?手数料と取扱銘柄を徹底比較

中級
2026/10/22Sarah Chen
28 分
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本比較では、米国および欧州経済領域(EEA)以外のアルトコイン・先物トレーダーにはMEXCをおすすめします。現物のメイカー手数料はKuCoinの0.10%に対して0%、先物のテイカー手数料は0.06%に対して0.040%で、16か月間で879銘柄の無期限先物を新規上場しています。

取引ボットで戦略を運用している方や、少なくとも書類上は暗号資産市場規制(MiCA)の認可を持つ取引所を選びたい方には、KuCoinのほうが適しています。

 

Key Takeaways

  • 本比較では、米国外のアルトコイントレーダーにとってMEXCが最有力の選択肢です。2026年9月3日時点で、現物はメイカー0%・テイカー0.05%(KuCoinはいずれも0.10%)、標準的な無期限先物はメイカー0.010%・テイカー0.040%(KuCoinは0.02%と0.06%)です。
  • KuCoinの米国撤退は司法判断によるものです。2025年1月27日に有罪を認めて2億9,700万ドルを超える罰金等を科され、2026年3月30日には米商品先物取引委員会(CFTC)の同意命令により、海外取引所(FBOT)として登録しない限り米国ユーザーの受け入れを禁じられました。
  • 上場スピードはMEXCが上回ります。2026年3月だけで現物の新規上場は135銘柄に達し、KuCoinの2026年1月〜7月の107銘柄を超えています。
  • CoinGeckoが追跡する取扱銘柄数はMEXCが1,633、KuCoinが840です。KuCoinが自己申告する「1,600超」は、比較可能な数字ではありません。
  • 取引ボット、オーストリア法人が持つMiCA認可、そして被害を受けたユーザー全員が損失を補填された2020年のインシデント対応では、KuCoinに軍配が上がります。
  • KuCoin EUはライセンスを持ちながら、まだ取引業務を開始できません。MEXCはMiCAライセンスを保有していません。そのためEEAの読者は、どちらでもなく欧州証券市場監督局(ESMA)の登録簿に掲載されたプラットフォームを利用すべきです。

 

MEXC vs KuCoinの結論:米国外のアルトコイントレーダーなら3つの数字で決まる

2026年に「MEXC vs KuCoin」が検索される理由は、KuCoinの米国撤退にあります。KuCoinの運営会社は2025年1月27日に有罪を認め、少なくとも2年間は米国市場から撤退することに同意しました。さらに2026年3月30日のCFTC同意命令によって、海外取引所として登録しない限り、この撤退は恒久的なものとなりました。

米国居住者はどちらの取引所も利用できません。したがって、この比較を実際の判断に生かせるのは米国以外のアルトコイン・先物トレーダーであり、そうした読者にとって決め手となるのは3つの数字です。

1つ目の数字は手数料の差です。

KuCoinのVIP 0の手数料体系は、同社の2026年の手数料に関するお知らせや独立系トラッカーによると、現物がメイカー0.10%・テイカー0.10%で、KCSで手数料を支払うと0.08%に下がります。無期限先物はメイカー0.02%・テイカー0.06%です。

MEXCの現物手数料はメイカー0.0000%・テイカー0.0500%で、対象ペアでは20%のMX控除によりテイカー手数料が0.0400%になります。標準的なUSDT-M無期限先物はメイカー0.010%・テイカー0.040%です(mexc.com/fee、2026年9月2日取得)。

MEXCのBTCUSDTには、ペア限定のSpecial Rate(特別料率)としてメイカー0.000%・テイカー0.020%が適用されます。

2つ目の数字は上場ペースです。

MEXC自身の上場分析によると、2026年3月の現物新規上場は135銘柄で、そのうち65%は他の取引所に先駆けた初上場でした。またCoinGeckoの2026年無期限先物レポートによると、2025年1月から2026年4月までにMEXCが新規上場した無期限先物は879銘柄、月平均で約55銘柄にのぼります。

CoinGeckoのKuCoin取引所レポートによると、2026年1月〜7月にKuCoinが新規上場したのは現物107銘柄、無期限先物198銘柄でした。そのうち121銘柄(61.1%)は暗号資産のトークンではなく、トークン化株式または株価指数の契約です。

3つ目の数字は取扱銘柄の幅広さです。

2026年9月上旬時点で、CoinGeckoが追跡したMEXCの取扱銘柄は1,633、現物取引ペアは2,021で、KuCoinの取扱銘柄は840にとどまります。

この手数料差を金額に換算すると、次のようになります。

毎月5万ドル分のアルトコインを成行注文で購入するトレーダーの場合、年間の手数料はKuCoinで600ドル、KCS払いなら480ドルです。MEXCではテイカー料率で300ドル、MX控除を使えば240ドル、メイカーとして約定すればゼロです。

毎月30万ドル(想定元本ベース)の無期限先物をテイカーで約定した場合、年間コストはKuCoinで2,160ドル、MEXCの標準ペアで1,440ドル、MEXCのBTCUSDTなら720ドルです。

ただし、この節約効果はアカウントを保有できてこそ意味があるため、ボタンの前に注意点をお伝えします。MEXCは米国、英国、カナダほか複数の管轄区域の居住者による利用を禁止しており、MiCAライセンスも保有していません。一方、ライセンスを取得したKuCoinのEU法人も、まだ営業開始を認められていません。

これに該当する方にとって、本記事のこれ以降の内容は推奨ではなく情報提供にとどまります。選ぶべきは、お住まいの市場で登録を受けたプラットフォームです。

 

MEXCの見解

MEXC LearnはMEXC自身が運営しています。このセクションは、利害関係者である私たちが一人称で語る内容としてお読みください。

本比較の評価軸は、私たちが取引所レビュー全般で使っている6項目(手数料、上場銘柄、デリバティブ、セキュリティ、法定通貨の入出金、規制)と同じです。これに加えて、KuCoinの代名詞である取引ボットも評価対象にしました。

KuCoinが私たちを上回る点は3つあります。KuCoin自身が公開しているMEXCのレビューページで知っていただくより、ここで私たちからお伝えします。

KuCoinの取引ボット群は、現物グリッドからインフィニティグリッド、DCA(ドルコスト平均法)まで、私たちのものより歴史が長く機能も充実しています。戦略のすべてをボットで運用しているトレーダーは、まずこの点を重視すべきです。

KuCoinのオーストリア法人は、2025年11月27日付でMiCAに基づく暗号資産サービスプロバイダー(CASP)の認可を取得しています。オーストリアの規制当局はまだ同法人の営業開始を認めていないものの、これは私たちが持っていないライセンスです。

2020年9月の盗難事件への対応も同様です。KuCoinは2020年11月までに資金の84%を回収し、残りを保険ファンドで補填したため、損失を被ったユーザーはいませんでした。これは実際の事故で試された対応実績であり、私たちはそうした事態を経験していないため、同じ実績を主張することはできません。

私たちに最も多く寄せられる苦情、つまりリスク管理審査による出金の遅れについても、事実として受け止めています。だからこそ、後述の乗り換え手順では、まとまった資金を移す前にテスト出金を行うようおすすめしています。

私たちの結論が変わるとすれば、それはお住まいの市場でのライセンスの有無です。KuCoin EUが営業開始を認められ、読者がEEAにお住まいであれば、ライセンスを持つ選択肢はKuCoin EUであって私たちではありません。その場合は、それに基づいて判断してください。

それ以外の地域では、上記の数字こそがMEXCを選ぶ根拠です。どの数字にも、私たちが確認した日付を明記しています。

この2社以外も含めた全体像は、主要プラットフォームをランキング形式で比較したおすすめ暗号資産取引所の総合比較をご覧ください。

 

 

MEXC vs KuCoin早見表:8つの比較項目を1つの表で

比較項目MEXCKuCoin本比較での優位
現物手数料(基本ティア)メイカー0.0000%、テイカー0.0500%。対象ペアはMX控除でテイカー0.0400%クラスAのペアでメイカー0.10%、テイカー0.10%。KCS払いで0.08%。VIPランクに応じて低下MEXC
先物手数料(基本ティア)標準でメイカー0.010%、テイカー0.040%。BTCUSDTはメイカー0.000%、テイカー0.020%。API経由の先物注文はメイカー0.060%、テイカー0.080%VIP 0でメイカー0.02%、テイカー0.06%。VIP 9以上でメイカー0%MEXC
取扱銘柄数と上場ペースCoinGeckoで1,633銘柄・現物2,021ペア。2026年3月の現物上場は135銘柄。2025年1月〜2026年4月に無期限先物879銘柄を新規上場CoinGeckoで840銘柄。2026年1月〜7月に現物107銘柄・無期限先物198銘柄を上場し、うち121銘柄はトークン化株式または株価指数の契約MEXC
デリバティブと取引ボットUSDT-M無期限先物1,040超。レバレッジは契約ごとに設定。グリッドボットとDCAボット無期限先物に加え、本比較で最も充実したボット群。2026年3月からトークン化株式・指数の無期限先物コストと幅広さはMEXC、ボットはKuCoin
米国株へのアクセスRealStocks:実株式、7,000超の銘柄、USDTで購入。トークン化株式ペアと株式先物も提供トークン化株式・指数の無期限先物。本レビューでは実株式を扱う商品を確認できずMEXC
セキュリティと準備金証明(PoR)毎月の準備金証明とHackenの名を明記した監査。カストディレベルの侵害の記録なし44か月分の準備金証明と14回のHacken監査(自己申告)。2020年9月に2億8,000万ドル超の盗難、ユーザーの損失は全額補填インシデント対応実績はKuCoin、開示は互角
法定通貨とエコシステムカード・銀行振込のパートナーとP2P。USDT中心。LaunchpadとLaunchpoolカード、P2P、サードパーティのチャネル。KCSエコシステムとEarn商品互角
規制と利用可能地域米国、英国、EEA、カナダではライセンスなし。英国金融行為規制機構(FCA)の警告リストとESMAの非準拠事業者リストに掲載。禁止管轄区域は2025年5月29日付の利用規約に記載CFTCへの登録なしでは米国ユーザーへのサービス提供を恒久的に禁止。オーストリアのMiCA認可は取得済みだが営業は未許可。その他の地域では自己申告の登録あり書類上はKuCoin。米国・EEAの読者には実質どちらも不可

データは2026年9月3日時点で、mexc.com/fee(2026年9月2日の公式スクリーンショット)、KuCoinの2026年3月19日および4月30日付の手数料に関するお知らせ、CoinGeckoの取引所ページ、CoinGeckoのKuCoin取引所レポートと2026年無期限先物レポート、米司法省、CFTC、オーストリア金融市場監督機構(FMA)の情報をもとに確認しています。

 

MEXC vs KuCoinの手数料:メイカー0%対0.10%、トークン割引でどこまで縮まるか

公表されている基本料率はすべてMEXCのほうが安く、KCS割引で縮まるのはメイカー手数料の差の5分の1、テイカー手数料の差の5分の2にすぎません。

KuCoinの公開VIP手数料ページはブラウザ上で描画される仕組みのため、プログラムで取得しても内容が返ってきません。そこでKuCoinの数値は、同社の2026年3月19日および4月30日付の手数料に関するお知らせと、同じVIP 0料率で一致する複数の独立系トラッカーに基づいています。現物はメイカー・テイカーともに0.10%(KCS払いで0.08%)、無期限先物はメイカー0.02%・テイカー0.06%です。

KuCoinは2026年4月のお知らせでマイナスのメイカー手数料を廃止し、現物のメイカー手数料をVIP 8以上で0%に設定しました。3月のお知らせでは、先物のメイカー手数料をVIP 9以上で0%としています。つまり現在の手数料体系は、リベートを還元するのではなく、非常に大きな取引量を優遇する仕組みになっています。

MEXCの手数料体系は一律で、しかも公開されています。現物はメイカー0.0000%・テイカー0.0500%で、20%のMX控除により対象ペアのテイカー手数料は0.0400%になります(一部ペアは対象外)。

標準的なUSDT-M無期限先物は、メイカー0.010%・テイカー0.040%です。

ただし、うまい話には条件がつきものです。押さえておくべき線引きが3つあります。

Special Rateはペアごとに設定されます。BTCUSDTはメイカー0.000%・テイカー0.020%、ETHUSDTはメイカー0.000%・テイカー0.010%ですが、このタグがすべての契約に付くわけではありません。

API経由の先物注文には、2026年6月1日から独自の料率(メイカー0.060%・テイカー0.080%)が適用されています。この料率は、ウェブやアプリの料率、プロモーション、MX控除よりも優先されます。

現物のXRP/USDTなど、特定ペアの手数料無料プロモーションはキャンペーン価格であり、終了する可能性があります。

つまり「kucoin vs mexc」の手数料に関する問いへの答えは、現物については明快で、MEXCのメイカー料率がゼロなのに対しKuCoinは0.10%です。先物では差が小さくなり、テイカーの標準料率で0.040%対0.06%です。

シナリオKuCoinMEXC
毎月5万ドルの現物成行注文、1年間600ドル(0.10%)。KCS払いで480ドル300ドル(テイカー0.05%)。MX控除で240ドル。メイカーなら0ドル
毎月30万ドル(想定元本)のUSDT無期限先物をテイカーで約定、1年間2,160ドル(0.06%)標準0.040%で1,440ドル。BTCUSDTはSpecial Rate 0.020%で720ドル
毎月30万ドル(想定元本)のUSDT無期限先物をメイカーで約定、1年間720ドル(0.02%)標準0.010%で360ドル。BTCUSDTはSpecial Rateで0ドル

データは2026年9月3日時点で、mexc.com/fee(2026年9月2日の公式スクリーンショット)と、KuCoinの2026年の手数料に関するお知らせで裏付けられたVIP 0の手数料体系をもとに確認しています。スプレッド、資金調達率、カード手数料、ネットワーク手数料は含みません。MEXCのAPI経由の先物注文には、別途0.060%・0.080%の料率が適用されます。

 

Binance vs Bybit vs MEXC vs KuCoin手数料比較2026:5つの取引所を1つの表で

基本ティアのテイカー手数料で見ると、5社のうち現物で0.10%を下回るのも、標準的な無期限先物で0.05%を下回るのもMEXCだけです。

KuCoinを検討する読者の多くは、同時に2〜3の他の取引所も比較しています。そこで下の表では、5社の手数料体系を同じ基準日で並べました。

取引所現物のメイカー・テイカー(基本ティア)現物のトークン割引USDT無期限先物のメイカー・テイカー(基本ティア)備考
MEXCメイカー0.0000%、テイカー0.0500%MX控除20%:テイカー0.0400%(一部ペアは対象外)標準でメイカー0.010%、テイカー0.040%。BTCUSDTはメイカー0.000%、テイカー0.020%2026年6月1日からAPI経由の先物注文はメイカー0.060%、テイカー0.080%
KuCoinメイカー0.10%、テイカー0.10%KCS払いで20%割引:0.08%メイカー0.02%、テイカー0.06%先物はVIP 9以上、現物はVIP 8以上でメイカー0%
OKXメイカー0.08%、テイカー0.10%OKBの保有量または取引量に応じてティアが上昇メイカー0.02%、テイカー0.05%オプションはメイカー0.02%、テイカー0.03%
BybitVIP 0でメイカー0.1000%、テイカー0.1000%MNTで25%割引:VIP 0で0.0750%メイカー0.0200%、テイカー0.0550%先物はMNTで10%割引:メイカー0.0180%、テイカー0.0495%。API取引は対象外
Binanceメイカー0.100%、テイカー0.100%BNBで25%割引:0.075%USDT-Mでメイカー0.0200%、テイカー0.0500%。USDC-Mでメイカー0.0000%、テイカー0.0400%VIP 1には30日間の取引量100万ドルと5 BNBの保有が必要

データは2026年8月31日〜9月3日に、各プラットフォームの公式手数料表、ヘルプセンター、または手数料に関するお知らせで確認しました。MEXCの料率はmexc.com/feeに基づきます。

基本ティアより上のランクについては、主要取引所の手数料比較で詳しく解説しています。

 

上場銘柄数とスピード:MEXCの1か月はKuCoinの7か月分

MEXCはより多くの銘柄を、より早く上場しています。一方、KuCoinの2026年の上場はトークン化株式・指数の無期限先物へとシフトしています。

2026年9月上旬時点で、CoinGeckoが追跡するMEXCの取扱銘柄は1,633、現物取引ペアは2,021でした。また2026年9月2日に集計した時点で、MEXCの手数料ページには2,080超の現物取引ペアと1,040超のUSDT-M無期限先物ペアが掲載されていました。

CoinGeckoが追跡するKuCoinの取扱銘柄は840です。KuCoin自身が公表する「1,600超の上場資産」という数字は、CoinGeckoのKuCoin取引所レポートでもKuCoin提供のデータとして紹介されていますが、集計方法が異なるため比較できません。

スピードこそ、両社の差が最も大きく開く分野です。

MEXCの2026年3月の上場分析によると、この1か月だけで現物の新規上場は135銘柄、そのうち65%が他の取引所に先駆けた初上場でした。CoinGeckoの2026年無期限先物レポートでも、MEXCは2025年1月から2026年4月までに879の無期限先物を追加しており、大手11取引所のうち6社は月20未満にとどまっています。

2026年8月5日に更新されたCoinGeckoのKuCoin取引所レポートによると、2026年1月〜7月にKuCoinが新規上場したのは現物107銘柄、無期限先物198銘柄でした。

この198銘柄のうち121銘柄はトークン化株式または株価指数の契約で、このカテゴリーは2026年3月13日まではKuCoinに存在しませんでした。これを差し引くと、7か月間で新たに追加された暗号資産の無期限先物は約77銘柄、月あたりおよそ11銘柄となります。

同じレポートからは、KuCoinの取引の重心がどこへ移ったかも読み取れます。上位18の現物取引ペアに占めるBTCとETHの出来高シェアは74.3%から45.2%に低下しました。つまりKuCoinは、銘柄リストを長くするのではなく、限られたリストの中で取引を分散させているのです。

TokenInsightが2025年3月に公表した同上場のレビューによると、2025年1月にTRUMPトークンがローンチされた際、MEXCはオンチェーンで流動性が生まれてから2時間20分後に現物取引を開始しました。

上場初日の銘柄には、のちに失敗に終わるトークンも含まれます。MEXCのリスクラベルや小型銘柄への警告はそのためにあり、詳しくは新規上場に強い取引所ガイドで解説しています。

KuCoinの代替取引所レビューでは、同じ上場データをもとに8つの取引所を比較しています。

 

MEXC vs KuCoinの先物と取引ボット:低コストを取るか、自動売買の充実度を取るか

無期限先物ではMEXCのほうが低コストで銘柄も豊富で、米国の実株式を扱うのも2社のうちMEXCだけです。一方、ボットを動かすならKuCoinが適しています。

2026年9月2日時点で、MEXCの手数料ページには1,040超のUSDT-M無期限先物ペアが掲載されており、レバレッジ上限は契約ごとに公表されています。

KuCoinは比較可能な無期限先物の銘柄数を公表していません。CoinGeckoのレポートによると、2026年上半期の1日平均出来高は無期限先物が30.7億ドル、現物が19.9億ドルで、同プラットフォームを支えているのはデリバティブです。

現物グリッド、インフィニティグリッド、DCA、先物グリッドなどの取引ボットは、KuCoinの代名詞といえる商品です。MEXCもグリッドボットとDCAボットを提供していますが、ツールの充実度で肩を並べるとは主張していません。

株式については、KuCoinが2026年に追加したのはトークン化株式・指数の無期限先物で、株式の所有権を伴わない価格連動型の契約です。

2026年6月1日に開始されたMEXC RealStocksでは、対象ユーザーが米金融取引業規制機構(FINRA)登録のブローカーであるAtomic Vaults Securitiesを通じて、USDTで米国上場企業の実株式を購入できます。対象は7,000以上の米国株とETFで、トークン化株式ペアやUSDT-Mの株式先物もあわせて提供されています。

RealStocks・トークン化株式・株式先物の比較ガイドでは、それぞれの権利とリスクを詳しく解説しています。

どちらのプラットフォームでも、レバレッジは利益と同じ速さで損失も拡大させます。小型銘柄の契約での高レバレッジは、追い求めるべき機能ではなく、管理すべきリスクです。

先物取引をより広い視点で比較したい方は、手数料・取引ペア・レバレッジの観点から主要デリバティブ取引所を比較した記事をご覧ください。

 

 

MEXCはKuCoinより安全?2億8,000万ドル流出からの回収実績 vs 無事故の記録

KuCoinは大規模な盗難を経験しながらも、すべてのユーザーの損失を補填して乗り切りました。MEXCには、乗り切るべきカストディレベルの侵害そのものがありません。そして両社とも、準備金を毎月報告しています。

2020年9月、KuCoinのホットウォレットから2億8,000万ドルを超える資金が盗まれました。2020年11月11日までにKuCoinはその84%を回収しており、手段はオンチェーン追跡、コントラクトのアップグレード、法的措置でした。残りは保険ファンドで補填され、損失を被ったユーザーはいませんでした。以上はCoinDeskの報道とKuCoinの当時の公式声明に基づきます。

KuCoinは、44か月連続の準備金証明、14回のHacken監査、SOC 2 Type IIおよびISO 27001の認証、20億ドル規模の「Trust Project」(信頼強化プロジェクト)を公表しています。CoinGeckoのレポートは、これらの数字がKuCoinから提供されたものであると注記しています。

MEXCは、Hackenの名を明記した監査付きで準備金証明を毎月公開しており、カストディレベルのハッキング被害の記録はありません。アカウントレベルの保護策としては、二要素認証(2FA)、出金ホワイトリスト、アンチフィッシングコード、資金パスワードを備えています。

Datawalletによる2026年7月の監査を含め、第三者レビューでMEXCについて繰り返し指摘されるのは、リスク管理審査による出金の遅延やアカウント凍結です。現実的な対策は、どの取引所でも新しく使う際は、残高を移す前に少額の出金でテストすることです。

本人確認について、米司法省は、KuCoinが少なくとも2023年7月まで顧客に身元情報の提出を求めておらず、2023年8月になって本人確認を義務化したと認定しています。MEXCの認証レベルと上限は同社の本人確認ガイドに記載されているため、ここでは繰り返しません。

準備金の報告やアカウントの保護機能については、MEXCの資産保護ガイドでさらに詳しく解説しています。

 

MEXC vs KuCoinの規制状況:一方は裁判所命令による米国での禁止、もう一方はライセンスなし

KuCoinは裁判所命令により米国での営業を禁じられ、まだ使えないEUライセンスを保有しています。一方のMEXCは、米国、英国、EEA、カナダのいずれでもライセンスを持たず、その事実を明言しています。

2025年1月27日、KuCoinの運営会社であるPeken Global Limitedは、無許可で送金業を営んだ罪について有罪を認め、2億9,700万ドルを超える罰金等の支払いと、KuCoinが少なくとも2年間米国市場から撤退することに同意し、創業者2名を経営陣から外しました。検察当局は、米国ユーザーが約150万人いたと指摘しています。

2026年3月30日、CFTCは同意命令を発表しました。この命令は、提訴の対象となった行為をPeken Globalに恒久的に禁じるとともに、海外取引所として登録しない限り米国の参加者によるKuCoinプラットフォームの利用を禁止し、50万ドルの民事制裁金を科すものです。

EEAでの状況は異例です。オーストリアのFMAは2025年11月27日にKuCoin EU Exchange GmbHへMiCAの認可を付与しましたが、マネーロンダリング対策(AML)と制裁対応の主要ポストが空席になったことを受け、2026年2月19日に新規業務を禁止しました。2026年5月18日にこの禁止は解除されたものの、FMAは別の決定に基づき、ガバナンス上の条件が満たされるまでは営業開始を引き続き認めないとしています。

上記の日付はすべて、FMAの2026年5月18日付の発表に基づいています。

KuCoinはまた、オーストラリア取引報告分析センター(AUSTRAC)とインドの金融情報部門(FIU)への登録も公表していますが、CoinGeckoのレポートではこれらは自己申告として紹介されています。

MEXCの状況についても、包み隠さずお伝えします。

英国のFCAは2024年3月22日、無認可業者としてMEXC Global Ltdを警告リストに掲載しました。

香港証券先物委員会(SFC)は2024年3月15日、MEXCを「疑わしい仮想資産取引プラットフォーム」の警告リストに掲載しました。

オランダ金融市場庁(AFM)は2025年9月16日、MEXCに対して正式な決定を下しました。MEXCはESMAが公表するMiCA未認可事業者のリストにも掲載されており、2026年7月1日の期限以降、EEAのユーザーへのサービス提供を停止しています。

日本の金融庁(FSA)は、日本で登録を受けていない業者の一つとしてMEXCを挙げています。

MEXCの利用規約(2025年5月29日最終更新)は、米国、英国、カナダ、シンガポール、マレーシア、香港、中国本土、カザフスタン、制裁対象国、そしてロシアの支配下にあるウクライナの地域を禁止管轄区域としています。

地域MEXCKuCoin私たちの推奨
米国2025年5月29日付の利用規約に基づく禁止管轄区域2026年3月30日のCFTC同意命令により、海外取引所として登録しない限り米国ユーザーへのサービス提供は禁止どちらも不可。米国で登録されたプラットフォームを利用
EEAMiCAの認可なし。2026年7月1日以降はEEAでのサービスなしKuCoin EUは2025年11月27日に認可を取得したが、営業開始はまだ認められていない。グローバル版はフランスとオランダを対象外現時点ではどちらも不可。ESMAに登録されたプラットフォームを利用
英国・カナダ禁止管轄区域。MEXC Global LtdはFCAの警告リストに掲載本比較では未確認。KuCoinの規約を確認MEXCは不可
その他の市場利用規約に基づき利用可能。対象ユーザーはRealStocksも利用可KuCoinの規約に基づき利用可能。オーストラリアとインドで自己申告の登録あり手数料と上場銘柄ならMEXC、ボットならKuCoin

データは2026年9月3日時点で、MEXCの利用規約、FCAの警告リスト、米司法省の2025年1月27日付プレスリリース、CFTCリリース9203-26、オーストリアFMAの2026年5月18日付発表をもとに確認しています。

 

法定通貨の入出金とエコシステム:USDT中心の2取引所、付加サービスはそれぞれ異なる

どちらの取引所も銀行ではなく、付加サービスも異なります。KuCoinにはKCSとEarn、MEXCにはLaunchpad、Launchpool、Kickstarterがあります。

KuCoinは、カード購入、P2P取引、サードパーティの決済チャネル、Earnシリーズに加え、VIPランクや手数料割引につながるKCSエコシステムを提供しています。

MEXCの法定通貨ルートは、カード購入、世界各地の銀行振込パートナー、P2Pマーケットで構成され、市場の大半はUSDT建てです。

MEXCのエコシステムは、取引と新規トークンを軸に構築されています。現物・先物のコピートレード、グリッドボットとDCAボット、Launchpad・Launchpool・Kickstarterのトークンイベント、そしてDEX+によるオンチェーン取引です。

自動売買を強みにするなら、KuCoinのツールのほうが充実しています。

新しいトークンにいち早く乗ることが強みなら、MEXCの上場パイプラインそのものが、MEXCの提供価値です。

 

 

それでもKuCoinが優れているケース

本記事のどの手数料表を見ても揺るがない、KuCoinの強みが4つあります。

取引ボット:現物グリッド、インフィニティグリッド、DCA、先物グリッドの各戦略は、MEXCのボット群より長い運用実績があります。

書類上のMiCA認可:KuCoin EUはMEXCにないライセンスを保有しています。FMAが営業開始を認めれば、EEAの読者にとってライセンスを持つ選択肢が生まれます。

実証済みのインシデント対応実績:2020年の盗難では資金の回収と補填が行われ、ユーザーの損失はありませんでした。

自己申告の準備金報告と認証:44か月分の準備金証明、14回のHacken監査、SOC 2 Type II、ISO 27001です(CoinGeckoが紹介した数字)。

すばやく上場される1,633銘柄より、追跡対象の840銘柄で十分というトレーダーにとっては、KuCoinの絞り込まれた銘柄リストが5つ目の強みになります。

KuCoinの詳細レビューでは、これらの強みと弱みをさらに詳しく比較検討しています。

 

MEXCとKuCoin、どちらを選ぶべき?タイプ別の向き・不向き

あなたのタイプおすすめ理由
米国居住者どちらも不可MEXCは米国居住者の利用を禁止しており、KuCoinは裁判所命令により禁止されている
EEA居住者現時点ではどちらも不可MEXCはMiCAライセンスを保有しておらず、KuCoin EUはまだ営業開始を認められていない
新規上場銘柄を狙う米国外のアルトコイントレーダーMEXC2026年3月だけで現物135銘柄を上場、16か月で無期限先物879銘柄を新規上場
現物で指値注文を出す米国外のトレーダーMEXCメイカー0%対0.10%
自分で注文を出す先物トレーダーMEXC標準でメイカー0.010%・テイカー0.040%、BTCUSDTはメイカー0%。KuCoinは0.02%と0.06%
戦略をボットで運用するトレーダーKuCoinより充実したボット群と長い運用実績
USDTで米国の実株式を買いたい投資家MEXCRealStocksでは7,000超の銘柄で実株式を保有。KuCoinの株式商品は無期限先物
実証済みのインシデント対応実績を重視する保有者KuCoin2020年の盗難で資金を回収・補填し、ユーザーの損失なし

MEXCがおすすめの行に当てはまる方は、まずアカウントを開設して少額を入金し、テスト出金を済ませてから本格的な資金を投入しましょう。

どちらのプラットフォームも合わない場合は、より幅広いガイドで2026年のおすすめ暗号資産取引所の代替候補を比較しています。

 

KuCoinからMEXCへ乗り換える3ステップ

ステップ1:MEXCアカウントを開設し、本人確認を済ませる

MEXCに登録して本人確認を完了し、入金する前に二要素認証を有効にしてください。

各認証レベルで利用できる機能は、MEXCのKYCガイドで確認できます。

ステップ2:まずテスト送金を行う

両プラットフォームが対応するネットワークを使い、KuCoinから少額のUSDTを出金してMEXCの入金アドレスに送ります。アドレス、ネットワーク、そしてMemoやTagがある場合はそれも、1文字ずつ確認してください。

着金を確認したら、今度はMEXCから少額を出金し、入金だけでなく出金も問題なく行えることを確かめます。

ステップ3:ボットを停止してポジションを決済し、残高を移して手数料の設定を行う

証拠金を出金する前に、KuCoinで稼働中のボットを停止し、未決済の先物ポジションを決済します。テストが完了したら残りの資金を送金し、MXを保有している場合はMX控除をオンにしましょう。なお、API経由の先物注文には独自の手数料体系が適用される点に注意してください。

出金の手順については、MEXCの出金ガイドで詳しく解説しています。

 

MEXC vs KuCoin FAQ

MEXCはKuCoinより手数料が安いですか?

はい、公表されている基本料率では安くなっています。2026年9月3日時点で、MEXCの現物はメイカー0%・テイカー0.05%(KuCoinはいずれも0.10%)、標準的な無期限先物はメイカー0.010%・テイカー0.040%(KuCoinは0.02%と0.06%)です。

最新の手数料体系はmexc.com/feeでご確認ください。

KuCoinは米国から撤退するのですか?ユーザーへの影響は?

すでに撤退しています。運営会社は2025年1月27日に有罪を認めて2年間の撤退に同意し、2026年3月30日のCFTC同意命令により、海外取引所として登録しない限り米国ユーザーの利用は禁止されています。

米国居住者はMEXCも利用できないため、米国で登録されたプラットフォームを利用してください。

新しいコインの上場が早いのは、MEXCとKuCoinのどちらですか?

MEXCです。2026年3月だけで現物135銘柄を上場し、2025年1月から2026年4月までに無期限先物879銘柄を新規上場しました。KuCoinは2026年1月〜7月で現物107銘柄、無期限先物198銘柄です。

KuCoinの新規無期限先物の大半は、トークン化株式または株価指数の契約でした。

MEXCはKuCoinより安全ですか?

両社とも準備金証明を毎月公開しています。MEXCにはカストディレベルの侵害の記録がなく、KuCoinは2020年9月の盗難後、全ユーザーの資金を回収または補填しました。

どちらも米国での登録はなく、KuCoin EUのMiCAライセンスもまだ営業が認められていません。

KuCoinの取引ボットはMEXCより優れていますか?

KuCoinのボット群のほうが充実しており歴史も長く、現物グリッド、インフィニティグリッド、DCA、先物グリッドをそろえています。MEXCはグリッドボットとDCAボットを提供しています。

ボットが戦略のすべてという方は、KuCoinを選んでください。

EUでKuCoinやMEXCは使えますか?

現時点では利用できません。KuCoin EUは2025年11月27日付のMiCA認可を保有していますが、オーストリアのFMAはまだ営業開始を認めておらず、MEXCはMiCAライセンスを保有していません。

EEA居住者は、ESMAの登録簿に掲載されたプラットフォームを利用してください。

KuCoinからMEXCに資産を移すにはどうすればいいですか?

ボットを停止して未決済のポジションを決済し、両プラットフォームが対応するネットワークで、KuCoinからMEXCの入金アドレスへUSDTを出金します。まず少額でテストし、その後に残りを移してください。

MEXCアカウントを開設すれば、数分で入金アドレスを発行できます。

 

 

リスクおよびコンプライアンスに関する注意事項

MEXCは米国、英国、EEA、カナダでライセンスを取得しておらず、利用規約により上記の管轄区域の居住者による利用を禁止しています。

KuCoinはCFTCに登録しない限り米国ユーザーへのサービス提供を禁じられており、EU法人もまだ営業開始を認められていません。

本記事のいかなる内容も、禁止または制限された管轄区域の居住者に対し、いずれかのプラットフォームでのアカウント開設を勧誘するものではありません。

先物、証拠金取引、ボット、レバレッジ商品では、初期証拠金を上回る損失が発生する可能性があります。小型銘柄の契約で高いレバレッジをかけると、そのリスクは大幅に高まります。

新規上場銘柄は失敗に終わる割合が高く、トークン化株式商品や株式先物は直接の株主権を付与するものではありません。

手数料、上場銘柄、規制上のステータスは変わります。上記のすべての数字には、私たちが確認した日付を記載しています。

本記事は情報提供を目的としたものであり、投資・法務・税務上の助言ではありません。

 

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本記事は Sarah Chen が情報提供のみを目的として作成したものであり、金融・投資の助言を意図するものではありません。暗号資産市場には大きなリスクが伴います。投資判断を行う際は、ご自身で十分な調査を行うか、資格を有する専門家にご相談ください。本文の見解は、必ずしもMEXCまたはその関連会社の意見を反映するものではありません。

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