法律専門家が、数千人の移民保護を覆した最高裁判決の多数意見に潜む皮肉を指摘した。
ベテラン法律アナリストのリア・リットマンは、MS NOWへの出演中にMullin v. Doeにおける最高裁判決について語った。最高裁はトランプ政権側を支持する6対3の判決を下し、ハイチ人とシリア人から一時的保護ステータス(TPS)を剥奪することになる。

サミュエル・アリト判事が多数意見を執筆し、トランプ政権がハイチ人とシリア人からTPSを剥奪しようとした動機は人種的敵意によるものだとする弁護側の主張を退けた。この判決により、彼らの移民保護が失われることになる。
リットマンによると、多数意見は、トランプが2024年大統領選挙運動中にハイチ人が猫や犬を食べていると非難した発言について「明白な人種差別的発言には当たらない」と判断した。しかしリットマンは「それならば、明白な人種差別とみなされるには何が必要なのか」と問いかけた。
アリト判事は「大統領が行った発言を引用する力すら持ち合わせていなかった」とリットマンは述べた。「その発言を人種差別的ではないと免罪した意見の中で、人種差別的ではないと言う人物の発言を引用・再現することすら拒むなら、それはまさに人種差別的であるというサインかもしれない。」
彼女はまた、2ヶ月前のLouisiana v. Callais における判決にも言及した。その事件の多数意見においてアリト判事は、「議会が各州に対し多人種民主主義を真に代表する選挙区の画定、すなわち投票権法(Voting Rights Act)の遵守を求めたことを、サム・アリトは人種差別と述べた」とリットマンは語った。
