Aave創業者スタニ・クレチョフ氏は25日、暗号資産取引所クラーケンが貸付プロトコルの持分取得交渉を行っているとする報道を受け、AAVEトークンを70%割引で売却するとの主張を否定した。
報道では約15%の持分取得が、3億8500万ドルの評価額で議論されているとされた。しかし、両社ともこれらの条件を確認していない。AAVEは24時間で約5%上昇し、82ドル近辺で取引された。議論は拡大している。
報道の数字は匿名情報源に基づくもので、クレチョフ氏はこの論調を「不正確」と指摘した。同氏が認めたのは、Aave Labsが保有するAAVEの一部割当取得に関し、外部と協議があった事実のみである。
仮に取引が成立すれば既存の関係が強化される。2025年、Aave DAOはコードのクラーケン子会社 Inkネットワークへのライセンス供与を99.8%の賛成で可決した。同ネットワークは現在、Aaveに収益還元するホワイトラベル貸付市場を運営している。
今回の協議は、Aaveが4月に発生したKelpDAOの不正利用からの再建途上で浮上した。同事件では、裏付けのないトークンを担保に借入が相次ぎ、最大2億3000万ドルの不良債権が発生した。
Aaveのスマートコントラクト自体は侵害されなかったが、この影響で預かり資産は3分の1以上が消失。現時点の残高は約120億ドルにとどまる。
クレチョフ氏は「Aaveがトークンを安値で売却する」可能性を明確に否定した。
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同氏によれば、Aave LabsはDAOへのサービス提供者であり、プロトコルの収益を一切受け取らない。収益は「Aave Will Win」枠組みのもと、AAVEトークン保有者に還元される。
また、AAVE自動買い戻しを盛り込む「Aavenomics 3.0」も予告した。これは年間最大5000万ドル分の裁量買い戻し枠に加える形となる。
この発言を受け、トークン価格は上昇した。
持分取得は、クラーケンの上場計画を見据えたM&A施策にも合致する。クラーケンは今年、米国のデリバティブライセンスを持つBitnomialを最大5億5000万ドルで買収することで合意している。
一部アナリストは、4月の逆風を乗り越え、トークンの大幅な上昇余地を依然として見込む。
Aaveは今後数週間以内に四半期ごとのコミュニティコールを予定する。クラーケンとの協議の進捗や自動買い戻し策によるAAVEの変化は、その際により明らかになる見通しだ。


