韓国政府は火曜日、未実現の株式や不動産利益に課税する提案を国会フォーラムで示した。この動きにより、現地トレーダーらは韓国株式市場全体を「ブラックチューズデー」と呼ぶ状況が発生した。
この提案では、投資家が売却していない「含み益」にも課税対象を広げ、アジア第4の経済大国である韓国の資産課税の枠組みそのものを見直す内容となっている。
未実現利益とは、投資家が資産を売却して現金化する前に保有する「含み益」を指す。韓国の新たな動きでは、この含み益を課税所得とみなすとしており、実際には株式や不動産が売買されていなくても課税されることになる。
このフォーラムには、与野党を超えた連携が見られた。共に民主党、進歩党、韓国再建党、社会民主党の議員が賛同した。
さらに、韓国労働組合総連盟や全国民主労働組合総連盟などの市民団体も今回の取り組みに参加した。
フォーラムのテーマも方向性を明確に示している。主催者は「資産所得の課税ギャップと総合所得課税への転換の検討」と題し、資産の有無にかかわらず、増加する富は納税能力の増大を示すという基本的な考えをもとに議論を展開した。
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今回の提案は、より広範な税制見直しの一環である。2月には、不動産の譲渡所得控除枠を1200万ウォンから800万ウォン(約78万ドルから52万ドル)に下げる案も示されていた。
また、4月には長期保有控除の縮小も取り沙汰された。
火曜日の措置は、未実現株式益への課税が表立って議論された初めてのケースである。
現行法では、株式売却で利益を得た場合のみ課税対象となる。今回の提案は韓国の主な資産クラス全体の課税ルールの根本的な変更につながる可能性がある。
背景も注目される。イ・ジェミョン大統領は2025年9月、個人投資家による反発で1週間で市場から数千億ドルが失われたことを受け、譲渡益課税基準額を50億ウォンから10億ウォン(約326万ドルから65万2000ドル)に下げる従来案を撤回した。
市場の反応は即座かつ厳しかった。投資家たちは6月23日を「ブラックチューズデー」と呼び、KOSPIや広範な指数で主力株が急落した。この結果、小口投資家のセンチメントも数時間で急速に悪化した。
投資家が抱く不安は構造的なものである。含み益課税によって、投資家が納税のためだけに株式を売却しなければならなくなる懸念が広がっている。
また、この政策は長期投資を阻害し、年金運用にも悪影響を与え、アジア市場を中心に海外株式への資金流出を加速させるという指摘もある。
海外ではすでに明確な前例がある。オランダでは2026年2月12日、株式・債券・暗号資産などの未実現利益に対し、一律36%の年間課税を定める法案が成立した。現地市場やスタートアップへの影響も即座に表れた。
批判派はすでにオランダの例を挙げ、過度な未実現益課税がイノベーションを阻害し、人材流出と家計への圧迫を招くと主張している。
こうした状況を受け、野党が今後数週間で反対運動を強める見通し。
一方、支持派は政策を公平性の観点から評価する。高所得者層は資産を売却しなくても納税能力を持つ一方、給与所得者は毎回の給料に課税されていると指摘。市民団体は格差解消が現代型所得税制に不可欠だと主張する。
今後の進展は不透明である。実際の法制化には国会の承認が必要となるが、与野党の意見対立は依然として続く。

